日本酒は、米・米麹(こめこうじ)・水を原料に発酵させて造られる「醸造酒(じょうぞうしゅ)」のひとつです。アルコール度数は一般的に15〜16%。ワインや焼酎とは、原料も製法も度数も大きく異なる、世界的にも珍しいお酒です。
本記事では、日本酒というお酒の分類・度数・ワインや焼酎との違い、そして海外で日本酒を扱う方が押さえたい法的分類までを、整理してお伝えします。
結論:日本酒はアルコール飲料です
日本酒(清酒、英語表記:sake)は、米・米麹・水のみを原料とした発酵酒です。法律上は「清酒」と呼ばれ、日本の酒税法でも明確にアルコール飲料として分類されています。
海外では「sake」または「Japanese rice wine」と表記されることが多いものの、ブドウを原料とするワインとは、製法も味わいの方向性も別物です。
なお、近年では5〜13%程度の低アルコール日本酒や、ノンアルコールタイプの「日本酒風飲料」も増えてきていますが、本記事では一般的な日本酒についてお伝えします。
日本酒のアルコール度数はどのくらい?
日本酒のアルコール度数は、銘柄や種類によって幅があります。標準的な日本酒は15〜16%、加水していない「原酒(げんしゅ)」は18〜20%、近年人気の低アルコール日本酒やスパークリング日本酒は5〜13%程度、というのが一般的なレンジです。
特に「原酒」は、もろみを搾ったままで水を加えていないため、米のうま味がぎゅっと凝縮された深い味わいが特徴です。
ご参考までに、他のお酒との度数比較は以下のとおりです。
- 日本酒:15〜16%/醸造(並行複発酵)
- ワイン:11〜14%/醸造(単発酵)
- ビール:4〜6%/醸造(単行複発酵)
- 焼酎:20〜25%/蒸留
- ウイスキー:40〜43%/蒸留
日本酒は「醸造酒のなかではやや高め」という位置づけです。
日本酒は醸造酒?蒸留酒?
「日本酒ってワインの一種ですか?それとも焼酎みたいな蒸留酒ですか?」という疑問を抱く人もいるかもしれません。
日本酒は「醸造酒」に分類されます。原料を発酵させて造る醸造酒には、日本酒のほかにワインやビールがあり、いずれもアルコールを発酵によって生み出すお酒です。
一方で、焼酎やウイスキー、ジンなどは「蒸留酒」と呼ばれ、醸造酒をさらに蒸留することで造られています。同じ「お酒」というカテゴリーでも、製法も度数もまったく異なるグループに分かれています。
国によって日本酒が「wine category」として扱われるのは、この醸造酒という共通カテゴリーがあるためです。とはいえ、原料も製法もワインとはまったく違うお酒です。
日本酒とワインの違い
日本酒は海外で「Japanese rice wine(日本のライスワイン)」と訳されることも多く、ワインに近い印象をお持ちの方も多いかもしれません。ただし、実際には原料も製法も、味わいの方向性も大きく異なります。
中でも、日本酒の最大の特徴とされるのが「並行複発酵(へいこうふくはっこう)」という製法です。米のデンプンを麹菌で糖に変える「糖化」と、糖をアルコールに変える「発酵」という2つの工程が、同じタンクの中で同時並行で進む独自の醸造法。世界的にも類を見ない複雑な工程によって、日本酒ならではのうま味と複雑な香りが生まれます。
ワインがブドウの果糖をそのまま発酵させる「単発酵」なのに対し、日本酒は二段階の工程が同時に進む。この製法の違いが、味わい・度数・食事との相性まで、すべての違いにつながっています。
日本酒と焼酎の違い
日本酒と焼酎は、どちらも「日本の伝統的なお酒」として海外でも知られていますが、お酒のカテゴリーとしてはまったくの別物です。
焼酎は、米・麦・芋・黒糖などを発酵させた醸造液を、さらに蒸留して造られます。蒸留後の原酒は40%前後で、その多くは加水するものの、日本酒よりも大幅に高い20〜25%程度が一般的。
飲み方も、日本酒が冷酒・常温・燗で楽しまれるのに対し、焼酎はロック・水割り・お湯割り・ソーダ割りが定番。日本酒は「米のうま味を楽しむ醸造酒」、焼酎は「原料の個性をクリアに引き出す蒸留酒」と覚えていただくと、違いがわかりやすいと思います。
法的分類とラベル要件
さくら酒店では、20を超える国と地域へ日本酒をお届けしています。中でも、海外で日本酒を扱おうとされる方からよくいただくご相談が、現地法での「日本酒の分類」についてです。
国・地域ごとに分類が異なるため、輸入する国の法令を必ず確認することが大切です。なお、輸出入で使用される世界共通の6桁の品目コード(HSコード)では、日本酒は 2206.00(other fermented beverages)に該当します。
また、輸入時のラベルには、商品名・アルコール度数・原材料・内容量・原産国(Made in Japan)・輸入者情報など、国別の規定に沿った表記が必要となります。これらの要件は国ごとに細かく異なります。
関連記事:『HS Codes for Japanese Sake』
海外では "rice wine" と訳されることがありますが、ブドウから造るワインとは原料も製法も異なります。両者とも「醸造酒」に属する点では共通していますが、味わいも香りもまったく違うお酒です。
標準的な日本酒は15〜16%で、ワイン(11〜14%)よりやや高く、ビール(4〜6%)よりかなり高い水準です。焼酎やウイスキーなどの蒸留酒(20%超)よりは低めの位置づけになります。
はい。最近は5〜13%の低アルコール日本酒や、ノンアルコール飲料も増えてきています。スパークリング日本酒の多くも5〜13%です。軽い飲み口を好む消費者層に向けて、選択肢が広がってきています。
アルコール度数が高めのお酒ですので、少量ずつ、料理と合わせてゆっくり楽しむのが、本来の味わいを引き出す飲み方です。
米・米麹・水の3つが基本原料です。これらだけで造られたものは「純米酒」と呼ばれます。純米酒以外には、醸造アルコールが加えられているものもあります。
はい。市場テスト用のサンプル注文も承っています。輸送コスト等の実費はかかりますが、初回の市場検証にぜひご活用ください。
はい。リーファーコンテナ/温度管理輸送に対応しています。プレミアム生酒など、温度管理が品質に直結する銘柄でも安心してご輸入いただけます。
プレミアムな日本酒の輸入をご検討ですか?
さくら酒店は、全国 70+ の酒蔵と直接提携し、20+ ヶ国に日本酒を輸出している専門商社です。1,500+ 銘柄から、お客様の市場に合わせたカスタム品揃えをご提案します。
✓ 70+ 蔵元・1,500+ 銘柄の品揃え
✓ 1ケースから注文可能
✓ 英語対応の sake specialist が伴走

