海外で日本酒を取り扱いたいとお考えのとき、もっともおすすめできるのは、信頼できる輸出商社を通す方法です。
もちろん、蔵元から直接買う、日本国内の酒類卸を通すという選択肢もあります。ただ、書類の準備、通関、そして自分の市場に合う商品を選び正しく取り扱うための業界知識まで考えると、日本酒に特化した輸出商社を通すのが、事業を軌道に乗せるうえで圧倒的な近道になります。
この記事では、海外のバイヤーの方に向けて、日本酒の仕入れの選択肢、輸出商社が果たす役割、そして信頼できるパートナーの選び方を整理します。
Sake Wholesale とは|輸入の3つのルート
Sake Wholesale(日本酒の卸売)とは、蔵元や輸出商社から、その先で販売するバイヤー(インポーター・酒販店・レストラン・小売店)へ、ケース単位以上で日本酒が取引される販売形態を指します。
海外のバイヤーが日本酒を仕入れるルートは、大きく3つあります。
ルート1:蔵元から直接買う
価格を抑えられること、そして蔵元と直接の関係を築けることが利点です。関係の深まり方によっては、希少銘柄を独占的に確保できる可能性もあります。
一方で、多くの蔵元は英語を話しません。輸出書類の対応や少量取引も、ほとんどの場合は扱っていません。少量の注文は採算が合わないため、蔵元側からお断りされることも意外に多くあります。
ルート2:国内の大手酒類卸を通す
ビール・ワイン・焼酎など幅広い酒類を扱う国内卸を通せば、複数の日本酒を1社にまとめて発注できる可能性があります。
ただし、日本酒に特化した知見、日本酒の輸出ノウハウ、海外市場向けのラベル対応といった面では、力の弱い卸が少なくありません。
ルート3:輸出商社を通す(推奨)
英語でのやりとり、輸出書類一式の準備、コールドチェーンでの取り扱い、少量からの取引、そして多様な蔵元からの商品提案。海外で本格的に日本酒を扱いたいのであれば、これがもっとも現実的な選択肢です。
直接仕入れに比べれば費用は高くなりますが、立ち上げ時に節約できるノウハウと物流のリソースまで含めて考えると、投資対効果はもっとも高くなります。
輸出商社が担う5つの役割
信頼できる輸出商社は、次の役割をひとつの窓口で引き受けます。
- 蔵元との交渉と契約
- 市場のニーズに合わせた商品ラインナップの提案
- 英語ラベルと販促物の作成
- 通関書類の準備(インボイス、パッキングリスト、原産地証明書など)
- 輸入後の継続的なサポート(追加発注、市場の反応を蔵元へ還元するなど)
とくに通関書類については、インボイスとパッキングリストに加えて原産地証明書などさまざまな書類が必要となり、その内容は国ごとに異なります。
さらに英語ラベルには、商品名・アルコール度数・原材料・内容量・原産国(Made in Japan)・輸入者情報など、各国の規定に沿った記載が求められます。ここを国ごとの要件に合わせられるかどうかが、現地での通関のスピードと、そもそも受け入れられるかどうかに直結します。だからこそ、輸出商社がこれらをまとめて引き受けることが重要になります。
さくら酒店の3つの強み
さくら酒店は、いわゆる総合商社とは違います。日本酒だけに特化しているため、取り扱う全ての蔵元と直接の関係を持ち、一本ずつ繰り返し試飲して積み上げてきた目利きと調達力があります。そこに、輸出商社としての通関・物流・海外サポートの機能を、ひとつ屋根の下で組み合わせている。これがさくら酒店をもっともよく表す点です。
蔵元とインポーターの関係づくり
さくら酒店では、蔵元とインポーターの関係づくりにも力を入れています。
インポーターの方が蔵元を訪問されるときには、交渉、日程調整、会食まで幅広く同行します。単なる顔合わせで終わらせず、あとから「商品と蔵のストーリーをもっとも学べた時間だった」とおっしゃっていただけることが多く、私たちにとっても嬉しい時間です。
1本からのサンプル注文
さくら酒店では、正式発注の前にサンプル注文を承っています。商品リストの中で気になる銘柄があれば、実際に味を確かめていただけるよう柔軟に対応しています。
大手の卸はパレット単位(数十ケース)からの取引を前提としていることがほとんどです。そのため、規模の小さいインポーターやレストランほど、輸出商社を通す利点が大きくなります。
コールドチェーンの徹底
日本酒は、熱・光・酸素に弱いお酒です。とくに夏場の船便では、コンテナ内が高温になり、品質を損なうリスクが高まります。繊細な吟醸酒は熱による劣化を受けやすく、日本国内でも厳密な温度管理が求められる商品です。
だからこそ、リーファーコンテナ(定温コンテナ)での輸送が重要になります。通常のコンテナでも運ぶことはできますが、それは「運べる」というだけの話です。
日本で飲む日本酒の味にできるだけ近い状態で楽しんでいただきたい。その想いから、さくら酒店ではコールドチェーンを徹底し、-5℃〜5℃での輸送を推奨しています。
信頼できる輸出商社の選び方
日本酒を輸入するうえで、信頼できる輸出商社を見つけることは決定的に重要です。パートナーを選ぶときに効く7つの観点を整理しました。
- 蔵元との直接取引の実績(中間業者を挟まないネットワークがあるか)
- 取扱蔵元数と銘柄数(カバー範囲と選択肢の広さ)
- コールドチェーン対応(定温輸送の体制があるか)
- 英語でのやりとりとサポート(言語・時差・継続的な支援)
- 輸出年数と仕向国の数(多様な市場での実績)
- 最低ロットの柔軟性(1ケースからの発注が可能か)
- 追加のサポート(プライベートラベル、カスタムラインナップ、市場提案)
さくら酒店の輸出事業について
さくら酒店は、岐阜県大垣市に拠点を置く、日本酒の輸出に特化した商社です。
- 70+の蔵元、1,500+銘柄のラインナップ
- 20+ヶ国への輸出実績
- 1本からのサンプル注文が可能
- 英語対応の sake specialist が伴走
- 品質を保つコールドチェーン対応
- プライベートラベルのご提案も可能
- 蔵元訪問への同行とサポート
- Forbes JAPAN、ロイター、中部経済新聞などのメディア掲載
実際の取引の一例として、オーストリアの SAKE no BA 様との成功事例も公開しています。
関連記事:『Case Study: Austria - Building a Successful Sake Export Partnership』
はい。市場テスト用のサンプル注文も承っています。輸送コスト等の実費はかかりますが、初回の市場検証にぜひご活用ください。
取引意向と販売市場をお伺いしたうえで、お客様のニーズに合わせたカスタム見積もりをご提供しています。
在庫状況・輸送形態・仕向地によって異なります。
はい。蔵元との関係性を活かし、オリジナルラベルや独自配合の日本酒制作にも対応しています。
はい。リーファーコンテナ/温度管理輸送に対応しています。プレミアム生酒など、温度管理が品質に直結する銘柄でも安心してご輸入いただけます。
蔵元から直接買う、国内の酒類卸を通す、輸出商社を通すの3つです。直接仕入れは価格を抑えられますが、多くの蔵元は英語や輸出書類、少量取引に対応していません。国内卸は複数銘柄をまとめられる一方、日本酒の輸出ノウハウや海外向けラベルに弱いことが少なくありません。
英語でのやりとり、輸出書類一式、コールドチェーン、少量からの取引、多様な蔵元からの提案が、ひとつの窓口にまとまるためです。単価は直接仕入れより高くなりますが、立ち上げ時に自分で構築せずに済む物流の知見まで含めると、投資対効果はもっとも高くなります。
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さくら酒店は、創業以来日本酒の輸出を専門に手がけてきました。70+の蔵元と直接の取引関係を持ち、20+ヶ国・地域への輸出実績があります。
✓ 蔵元との直接取引による1,500+銘柄のラインナップ
✓ 通関書類と英語ラベルまでワンストップで対応
✓ 1本からのサンプル注文OK
✓ コールドチェーン(-5℃〜5℃)対応
✓ 英語対応の sake specialist がラインナップの作成に伴走

